手術の流れ
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白内障手術は水晶体の濁りを取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)を移植する方法です。
網膜や視神経、角膜などの他の部分に問題がなければ、視力低下の回復が期待できます。
以前に比べると、白内障手術は短い時間で完了できるようになりました。
「白内障手術は簡単になったんだね」というご感想をいただくことも多くなりましたが、決してそのようなことはありません。
熟練のスタッフが治療を行うからこそ、合併症を抑えながら短時間での白内障手術が可能になるのです。当院では、年間1,500件以上の白内障の手術を行っております。
症状の程度によって入院が必要な場合がございますが、院内に入院施設がございますので安心して手術を受けていただくことができます。
目の見え方に違和感がある際には、一度検査をすることをおすすめします。
水晶体の前面の皮(前嚢)を丸く切開します。
濁ってしまった水晶体嚢の中身を吸引します。
眼内レンズを挿入し、固定します。
挿入する際に、眼外の細菌を眼内に持ち込まないように、眼内レンズ挿入前に、再度、眼表面の消毒を行います。
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手術前の検査・点眼
手術を安全に行うためには、目を清潔な状態にする必要があります。
2種類の点眼薬を処方しますので、必ず手術予定の2日前から手術当日まで指示された通りに点眼してください。
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手術前日
入浴して、洗髪・洗顔をして体を清潔にしておきましょう。(手術後1週間は入浴ができなくなります)
特別なことをせずに、十分に睡眠をとってください。
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手術当日
食事について、看護師から注意事項をお話しします。
女性の方は目の周りのお化粧をせずにお越しください。普段服用している飲み薬は当日も服用しましょう。
洗眼消毒の時間を含めて手術時間は10~15分ほどで終わります。 手術中の痛みはほとんどありませんので、どうぞリラックスして手術をお受けください。
※車での来院は避けてください。
※手術当日に気分が優れない場合など、体調不良の方は無理をせずお申し出ください。
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手術後
手術当日は、安静に過ごしてください。眼帯をしていただきますので、片目での生活になります。
転倒して目をぶつけてしまわないよう十分にお気をつけください。また、眼帯は翌日の診療までそのままにしていただきます。
食事に制限はありませんが、入浴、洗顔、洗髪は1週間できません。顔は、濡れたタオルで拭く程度にしてください。
帰宅後に目が痛むことはほとんどありませんが、痛みを感じたときはご連絡ください。
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手術翌月以降
手術終了後は点眼薬2種類、内服薬(通院で手術された方のみ)は指示に従ってください。
手術後も引き続き、同じ目薬を指示通り使用していただきます。
お仕事や運動については担当医師にご相談ください。
就寝時のみ1週間ほど、眼帯もしくは保護メガネを購入していただき、着用していただきます。
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メガネについて
ほとんどの場合、手術後もメガネは必要となります。
手術前と度数が変わるため手術から1~2ヶ月後、目の状態が落ち着いてからメガネ合わせとなります。
ただし、日常生活に支障のあるときはその限りではありませんので、担当医師にまでご相談ください。