MENU
白内障とは、目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気です。
加齢に伴って発生する場合が最も一般的ですが、白内障にもいろいろなタイプがあり、
その原因も様々です。それにつれて、予防や早期発見の大切さが指摘されています。
白内障は、放置さえしなければ基本的には失明する病気ではありません。
しかし一度発症してしまうと薬では治りませんので、白内障が発生する前に予防をするか、
発症した初期に抑制することが重要となります。
山田眼科では一年間に1500件以上の手術実績がありますのでご安心ください。
(2019年は1,560件、2018年には1,500件の手術を致しました)
白内障には様々な自覚症状がありますが、初期症状がないため気づかずに進行してしまうケースが非常に多いです。
完全に見えなくなることはなく、目は通常両眼でものを見ているので、片目が白内障で見辛くなってきていても、もう片方の目で補えてしまうので日常生活がなんとかこなせてしまいます。
水晶体が濁ると光が目の中に十分に入らなくなり、物が薄暗く見える場合の方が多いですが、暗くなるだけでなく濁り方によっては水晶体内で光が乱反射し、眩しく見える場合もあります。
また、霧がかかったようなモヤやボケといった現象も引き起こします。
この現象は、視力の低下として捉えてしまいがちですが、視力検査で急に視力が落ちた方などは、白内障を疑う必要があります。
白内障は、「先天性白内障」と「後天性白内障」に分けられ、それぞれ特徴が異なります。
生まれつき水晶体が濁っている症状です。
原因は遺伝的なもの、母親が妊娠中に発症した風疹によるものが考えられます。
加齢・糖尿病・強度近視・アトピーなどの併発からによるものや、ステロイドなどの薬からによるものなどの要素が引き金となって水晶体が濁ってしまいます。
白内障の9割を締めるとされるのが加齢によるものです。
個人差がありますが、80歳を過ぎればすべての方に白内障の症状が現れます。
目にテニスや野球のボールがぶつかったときや強く打撲したとき、また目にひどいケガをしたときに水晶体が傷ついてしまい白内障を発症することがあります。
他の病気が原因で引き起こされます。
糖尿病やアトピーなど、目とは関連のない病気によるもののと、目の他の病気によるものとがあります。
糖尿病の方は、血糖コントロールができず目の水晶体内にソルビトールという糖の一種が蓄積することで、白内障を発症する可能性があります。
アトピーのために顔が痒くなると、つい目をこすったりしてしまい、眼球に外傷が生じることが要因とされる場合があります。
他の病気の治療で用いた薬剤が原因となって引き起こされる白内障です。
白内障治療薬としては、いくつかの飲み薬と目薬があります。
それぞれ働きは異なりますが、いずれも水晶体内部のタンパク質の変性を少しでも防ぐことを目的としています。
症状の進行を完全に止めることはできません。
白内障が進み、とても見えにくくなってきたら手術で濁った水晶体を取り除きます。
入院せずに日帰りで手術を行うことも可能です。
山田眼科では年間1,500件以上の手術実績があります。
手術で濁った水晶体を取り除くと光が透過するようになり、水晶体の代わりにアクリル樹脂でできた人工のレンズを白内障手術と同時に挿入することで、もとに近い視力が得られるようになります。
白内障手術の前に、精度の高い診療データを測定できる機器です。
起立時・着席時・横臥(おうが)時それぞれの状況における目の状態を確認し、高解像度データに記録します。この際、眼球組織への接触はありません。
また、べリオンは手術中のサポート機能を有しており、診断情報をもとに目の情報を追跡します。切創位置・眼内レンズの位置をガイドできるので、より精度の高い手術の実現をめざして活用しております。
患者様の眼底の状態を確認する、専用の撮影機器です。
眼底はカメラで例えるところのフィルムの役割を持つ、重要な箇所です。眼底検査によって網膜や血管の状態を把握し、疾病の有無を確認します。
約1670万画素(4096×4096ピクセル)の高彩度撮影によって、
広い範囲を写す「SLO画像」と網膜断層像を撮る「OCT画像」の2種類から眼底確認を進めます。